最近は、食材の宅配サービスを利用する事はすっかり当たり前となりました。
カタログやネットで注文した食材が玄関先まで届き、配達される野菜も新鮮で美味しく安全性も高いことから多くの方が利用しています。
その中でも安全性の基準の一つとして、放射能についての考え方と検査方法についての宅配業者の考え方は特に気になるところです。
そこで、多くの方々から評判の良い野菜宅配サービス「パルシステム」と「らでぃっしゅぼーや」の放射能に対する検査体制についてまとめてみました。
「パルシステム」の放射能検査に対する考え

独自のガイドライン(自主基準)を設定
「パルシステム」では、放射能基準値は常に見直しを続け、放射能低減対策を取り組み続けています。
お子様や日常でよく食べる食品や乳幼児用の食品については基準値をより厳しく設定しています。
精度の高い検出器を独自に導入
2台のゲルマニウム半導体検出器を使って放射能の種類と量を測定しています。検査結果はホームページや紙面による「お知らせ」で情報公開をしています。
組合員、生産者と共に放射能対策に取り組み
農地の放射能除去実験などを積極的に取り組んでいます。またパルシステムの会員と生産地の生産者の話し合いの場を設け、双方の立場からの問題点を追求することを続けています。
⇒「パルシステム」&「らでぃっしゅぼーや」の違いを比較しました
「らでぃっしゅぼーや」の放射能検査に対する考え

産地や放射能検出値など細かな情報の公開
リスクに対する考えや必要な情報は人それぞれですが、どの会員様にも対応できるように出来るだけ多くの情報を公開しています。そのため、会員様も食品の選択の自由が広がります。
らでぃっしゅぼーやではホームページに全ての放射能情報が公表されています。
自主規制値は国の基準の2分の1以下
国が決めた基準値でも食品は安全に食べられるものですが、らでぃっしゅぼーやでは自主基準値をさらに下げることで、より安全な食材の取扱いを目指しています。
他の野菜宅配サービスやスーパーで売られている食品よりも安全な食品と言えるでしょう。
出荷停止の過去実績を公表
正確な検査しているからこそ、出荷停止した食品の情報公開もしています。検査による出荷停止は全体の1割以下だそうです。
もし出荷停止になった場合は流通はしませんが、契約農家からは食品を買い取るというシステムになっています。
らでぃっしゅぼーやは、出荷停止になっても生産者を支えるように取り組んでいます。
パルシステムとらでぃっしゅぼーやの放射能に対する検査体制のまとめ

どちらの業者も高い検査基準で放射能対策に取り組んでいることがわかります。
しかし、食品は人間にとって必ず必要な物ですが、作るのは生産者の方々です。
野菜宅配業者が一方的に検査するだけではなく、業者や会員様と生産者との話し合いの場があったりします。
どうしても検査がクリアできなかった物があっても、育成方法に問題が無かったのであれば、その野菜を買い取るなど、お互いが協力しながら良い物をお届けしたいという気持ちが伝わってきます。

パルシステムのレビュー・口コミについて
らでぃっしゅぼーやのレビュー・口コミについて