パルシステムは首都圏や関東地方を中心とした1都8県を配達エリアとしている生協の食材宅配サービスです。
生協は一つの会社が運営しているわけではなく、自治体のように各地域で運営されています。
その為、首都圏だけと地域が限定されていますが、その中でも東京と神奈川、千葉でも運営元が変わってしまいます。
しかし運営元に関わらず、パルシステム全体で野菜や果物には独自の栽培基準があり、その他の食品についても同様に基準があるため、地域が違っていても同じ水準で安全が満たされています。
このパルシステムの独自の基準の中に「コア・フード」「エコ・チャレンジ」があります。
「コア・フード」「エコ・チャレンジ」について

まずパルシステムのトップブランドとPRしているのが「コア・フード」で、栽培に際して化学合成農薬や化学肥料は不使用で、有機農産物かそれに準ずると判断された有機JAS認証取得の野菜や果物が対象となります。
続いて「エコ・チャレンジ」の定義ですが、パルシステムが定めた農薬削減プログラムを実践し、除草剤や畑の土を殺菌する土壌くん蒸剤の不使用、それに化学肥料もできるだけ減らして作られた野菜や果物が対象となります。
パルシステムのホームページ内の「ほんもの実感」のページには、パルシステムで扱う野菜や果物の全体に対する「コア・フード」「エコ・チャレンジ」の割合の記載があります。
「コア・フード」はパルシステム全体の野菜や果物の5%にも満たないほど貴重で、「エコ・チャレンジ」は全体の約30%とこちらも貴重である事が分かります。
このようにパルシステムでは野菜や果物などの青果に対して、化学肥料不使用だったり、出来るだけの削減を目標としている独自基準があります。
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パルシステムの野菜作りへのこだわりについて

パルシステムでは、栽培するときの様子が書き込まれた産直通信のチラシや、カタログの中にある「産直ものがたり」で、生産者さんのこだわりも直接確認することが出来ます。
また、肥料に関しても毎週届けられているカタログやHPの項目の中には、米ぬかに魚粉、菜種かす、鶏糞の記載があり、確認する事が出来ます。
パルシステムでは「土作りを大切にしています」という言葉がよく使われています。パルシステムでは栽培の基本として土の状態にこだわっています。ふかふかと良い土の状態であれば、野菜や果物が育つのには栄養分豊富で肥沃な土となります。
生産者の方々が土を維持する日々の努力により、ミニトマトなら甘味と酸味のバランスがよく、夏が旬のレタスならいい歯ごたえ、ジャガイモならいいホクホク感になり、美味しい野菜や果物が収穫されます。
また土作りだけでなく、種まきにもコツがあり、いっぺんに収穫とならないように時期をずらして種をまいたり、手間がかかっても草とりは人が手作業ですることで、良い野菜や果物が育ちます。
土作りをして種をまき、虫がいれば手で駆除をして、良い野菜や果物を育てるための一連の作業は簡単には結果が出ません。
まさに「安心できるおいしいごはんを毎日の食卓に」というパンフレットのメッセージそのままでもありますね。




パルシステムの野菜や果物を食べる時は、そのような苦労も含めて味わいたいですね。